詩人:甘味亭 真朱麻呂
見事に顔面からすっころんで
それでもだるまのようにまた起き上がって繰り返す
それでも流す涙でまたひとつ前に進むのさ
涙で 涙で 強くなる
いつまでも
いつまでも
弱い僕じゃない
もともと
弱くなんかない
ただ人より多く
涙を流したくなるような日々だから
明日は明日の風が吹くと愚かなほど信じていましょう
明日も明日もこんな風にすばらしい笑顔ひとつ抱きしめて
それさえあればきっときっと流す涙も少しは光るだろう
無意味なんかじゃないやい
この涙には大きな意味と大きな意図がある
無意識のうちに感情がふるえるから流れるだけというけれど
ただそれだけが涙の理由じゃないこと誰よりも誰よりも僕はわかってるから
愛するんだ
この涙
このからだ
この切なさ
そのすべてを。