詩人:少女貴族
今も住んでいる家
私はそこで笑ったり泣いた覚えがない
「お姉ちゃんだからニタニタ笑わないの」
「すぐに泣くんじゃねぇ、家から出てけ」
親からこう言われた日から私は親の飾りになった
「可愛いわね、いくつなの?」
「ありがとうございます。まだ小学生です」
機械的に何も考えずにただ言っていた
ある日に私は貴方に会った
……あれ?私の年を聞かないの?小さくてガキみたいって馬鹿にしないの?……
貴方がいて私は自然と笑っていた…泣いてもいた…怒ったりも寂しがったりして…
貴方を好きになった
ねぇ…貴方は知ってる?
貴方は私の世界の中心であることを