詩人:たかし ふゆ
しまい込んでいたシャツの柄を久しぶりに見て
秋が来たと認識する
同時に、何かが終わったということも
時計の針が一人で進んでいく
俺は、新しい物語を作らねばならない
何も無いところから何かが産まれてくるのは不思議だ
ひとつ前の電車に乗り遅れたことでさえ
「芸術だ!」などと思えてくる
どうしたら理解されながら生きていく事が出来るのか
理解される事は難しい
信用される事は難しい
そのための努力の仕方が、わからない
コミュニティ
コンバイン
コンバージ
暗闇のなかを、手探りで進むのだ
秋になると、輪郭のない何かが爆発しそうになる