詩人:はるか
おととしに買ったお徳用の花火セットは時化って点きが悪かった確か 子供の頃は二つ三つ混じってる風変わりな 形のやつがすごく 特別に思えて真っ先に手を伸ばしたっけあんなの見かけ倒しで 本当は綺麗でも 楽しくもちっともなかったのにひょんな事から人生の一部分見えちゃったりする思い出して苦笑い鼻の奥がツンとするのは途中で消えた花火のせいだけじゃないのかもね