詩人:どるとる
僕は やりたいようにやるよ 笑われても
僕は 歩きたいように歩くよ指をさされても
そして 果てのない夜を越えて また 朝にたどり着く
フライパンの上に卵を落として カタカタと鳴る沸騰するヤカン
くだらないな 全くくだらない
くだらなさすぎて さすがに笑えない うたえない
眠気が抜けない テレビじゃ映せない
本当の世界の綻び
かといって僕は何も知るわけもない
ただ噂話に花を咲かすだけ
朝の風景が 右から左へ 通り過ぎてく
吹き抜けてくのはいつにもまして 穏やかな風 たまにはこんな朝もいいさ
今日もいつもと変わらない1日でも
どこかに 輝くような何かがあればいい
そう思うよ
ため息さえ 引き連れてゆこう
その先の先の先までも駆ける想像から出遅れて僕はただ今を見つめているから
特別になる 小さな朝の風景ひとつが 奇跡にも値する
そう思うよ。