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[177614] それでも僕は

詩人:どるとる


夜が僕の心の隙間にそっと入り込む

君はお茶を啜る その音だけが聞こえる

少し残したお茶と食べかけの和菓子
それだけが僕がこの部屋にいる理由なんだ

飽きたなら飽きたでもいい
それでも僕は言葉を紡ぎ誰のためでもなく何のためでもなく

遠慮もせずに余ったお菓子とお茶のような
何かを一人探してる

訪れた夜に 似合うさみしさの中にも光る優しさのような

そんな そんな言葉をため息の代わりに
吐き出すんだ

五月雨よ そろそろ降り止め

こんな夜に 恨み言を綴らずとも よいだろう

さらけ出したな その恥は 美しく夜の闇の中じゃ 逆に目立って丸裸

丸裸だよ。

2012/08/03 (Fri)
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