詩人:甘味亭 真朱麻呂
なにが真実なんだ
なにが嘘なんだ
なにが正しさなんだ
なにが過ちなんだ
なにが夢なんだ
なにが現実なんだ
いつも僕らはたくさんの謎に頭を悩まされ
いつも僕らは溢れかえった間違いにさえうなずいて笑ってみせている
それは本当に正しいことなのか まかり通る疑問の矛先はいつも正義という皮をかぶった悪しきピエロ
偽りはいつも正しさの陰で僕らをあざ笑ってる
まんまとだまされた僕らはそれが偽りだとも気づかずに
高い犠牲を払ってまでもまがい物の喜びで笑っている
悲しみの波よ
そろそろ僕らに真実を見せてくれ
どうにかなりそうだから
名探偵のような正しさを見抜く天才にめぐりあえなかった世界
今も偽りはいい気な顔
こんな時代に咲く花
偽りの正義に楯を突き牙をむく勇気はあるか?
闘いを挑めた者こそ本当の勇者なのかもしれない
こんなリアリティだけしか通らない夢もロマンもないつまらない時代だからこそ常識をぶち破る人のようなちょっと夢見がちな人が必要なのかもしれない
闇、
開けし時
光、
さざめきあう
月の綺麗さを疑うことも致し方ないような世の中なのかもしれない
愛や心には闇が生まれても見えないし隠すこともできるからきっと疑う心も必要な世の中になってしまった
嘘の持つ大きな魔力に冒された世界には嘘を見抜くような心も必要なんだな
月の綺麗さにみとれてるばかりでは真実は永久に闇の中 闇の中
だから名探偵よ