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詩人:どるとる
テーブル越し笑いかける 朝の君の顔
少しずつ 少しずつ
時が経つたびに
僕らは命を削られるけれど 愛の重さは変わることなくこの胸にその重さを伝える
僕らいつか天に昇るまで 楽しい思い出をこの胸にきざもう
貧しくてもいい
君が笑ってくれるなら
豊かな日々でも
欲望に染まらずに
お金より大事なものをいつまでも見つめ続けられればいい
目の前にある時間を
僕らは 大げさな物差しで その長さをはかるけど 大事なのは時間ではなくどんな人生を歩んだからだろう
短い生涯でも 色濃く残るような 素敵な日々を生きて行こう
繰り返す ありふれた日々の中 美しいものは形のないものだから
ビューティフルデイズ
少しずつ色あせてゆく街並みを眺めて思う
僕らもいつまでも若いままじゃない
あの空のように黄昏時をむかえるんだ
せめて若さをなくしても心は変わらずに
お互いを大切にしよう
一分一秒と無駄にはできないけれど
ふいの風に包まれた時気づくんだ
ああ こんなふうに幸せな時は つかの間に過ぎること
それでも、そんな時間の中に 幸せは輝いているものなんだと
僕は見つめるんだ
君を見つめるんだ
そして今、思おう
目の前にいる君こそが僕の生きる証。