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詩人:どるとる
僕たちは永遠には生きられない
そんなわかりきったことを人は時折本気で忘れる
僕たちは有限なる命をもつ生き物
そんなわかりきったことでも忘れるときは忘れる
永遠にも続くような思いに惑わされながら流れる時の砂に埋め尽くされてる
完全なる無限は有り得ないこと
そして不完全なる有限のもとにいる僕ら
僕たちの命は定められてる
以上の理にて
それでも僕らは忘れたというより忘れたいのかもしれない
刃向かうことなど無謀だとわかりすぎているから
だからこそ僕らは気持ちだけでも永遠に生きようとするのだ
そう想う心のように。