詩人:甘味亭 真朱麻呂
大好きな人を死ぬまで愛し続ける
変わらない心と気持ちをもって
ただそれだけのことをなぜに誓うのか
なぜに式で祝うのか
僕にはあたりまえすぎてわからないよ
古い人間だからかな
古い頭の 古い人間だからかな
でも誓うよ 誓うよ
他人には言ってないんだ
君に 君に言うんだよ
今
小さな ろうそくともる部屋
君の表情をかすかに照らしてる
薄暗い世界
それでも君とふたりなら不思議とこわくない
だから 君が好きなんだな
だから 君が好きなんだな
そんな理由で
君じゃなくちゃ
君じゃなくちゃ
大好きな人を死ぬまで愛し続ける
変わらない心と気持ちをもって
果たせそう
果たせそう
いや果たすんだ
もう決まってるよ
僕は寄り道しない
まっすぐ
心はいつもいつも
いつまでも
君に向かって
まっしぐら
君に向かって
全速前進
君の笑顔まで
君のお帰りっていう声までゆくため
それだけのために
それだけが欲しくて例えば愛したり一緒にいるんだな
そう思えば納得するかい?
いくつ並べれば納得する?
今夜もマイホーム
帰り道にて
ちょっと遠くからでも聞こえる家族の声
ああ やっぱりあの声なんだな おれの帰る場所はひとつ
おかえりなさいがよく響く場所
やさしさの待つ家だ
あの家だ
そして君の今言ったその声だ
たしかに聞いたよ
愛してる…
なに?いきなり
恥ずかしいわって君
だから好きだよ
うまく言えなくても気持ちはちゃんとここにあるから
おかえりなさいは今夜もほら だから
やさしくなめらかに響くでしょ 疲れた心が涙を流すでしょう