詩人:甘味亭 真朱麻呂
夏に怪談が合うように僕には君が必要で
ムシムシしたあの暑さじゃなきゃ夏とは呼べないように
そんな理由で多分僕らつながってる
くだらないと思えば思うがいい
ただ
僕は愛す
僕のジュリエットを
僕は彼女のロミオだから
ただ一人のロミオだから
ひとりぼっちの僕ら
だからふたりはふたりぼっちの世界で自由に生きるさ
ふたりぼっちならルールなどないから
大概のことはうるさくはない うるさくはないのだ
お似合いだね
孤独で無口で世の中に順応できないとこがさ 特にさ
それはほめ言葉だよ
一番のね
それでも
それでも
僕らは愛しあう
それなら
それでいい
僕らは僕らのままに 愛しあう
僕には君が
君には僕が
これはずっとずっと昔からのおきまりなのさ
神様が決めたんじゃない
僕らが決めたんだ
だから
ずっとふたりは運命さえ行き届かない世界で思いもつかない夢をみる
夢をみるんだ
ひとりよがりじゃない
愛はここにある
ただそれを伝えたいだけ
誰よりも
誰よりも君に
ね?ジェーン?
僕のジェーンよ
わがままジュリエット
不器用でごめんね
わがままジュリエット
すごくお似合いだ
僕ら
似た者どうしだ