詩人:さみだれ
機械のままでオイルで満たして限りない時間をそこで過ごしていようコンベアから流れてくる歌を包装するのが僕の仕事だ何も感じなくていい何も思わなくていいただネジが緩み出したら締め直してほしい暗い思考回路短絡する景色赤く染まる頬ウエスで拭いた涙スイッチひとつで寝たり覚めたり夢を見ることはできないけど夢を包んでいる水滴ひとつで死んでしまうけれど直せばまだ大丈夫きっとまだ生きてる