詩人:どるとる
影も形もなく跡形もなく消えてもその人の笑い声その人の匂いがする瓦礫の街アスファルトに手をあてればなんとなくわかるあなたが笑ってた場所あなたが泣いていた場所あなたがよく通った道あなたがよく行った公園あなたが住む家あなたが好きな景色が見える丘またここから築いて行こうまたここから始めていこう終わりじゃないさ始まりだよ種からまた育てればいい花はいつか咲く。