詩人:剛田奇作
しんしんと冷える
美しい冬の夜
別れるのは冬の
真夜中であることが嬉しい
一年の中で一番綺麗な瞬間
僕の大好きな時間
不器用で潔癖だけど
これが 僕だから
びっくりさせてごめんね
大切な君を傷つけたくないから
君の幸せの為に
今度は僕に協力させてよ
かなしいけれど
僕が
君に出来ることはもうないんだ
君から離れること
それを除いては
未来ある君の為に
僕は きめた
もう先に行って
振り返らないでいいよ
心配しないで
もう 大丈夫だよ
僕は ずっと 強くなったんだ
君を頼ってばかりの僕ではなくなったんだ
君が泣いたのはとうとう
一度も見たことがなかった
君は 僕の中で
ずっと 生き続けるよ
明るく 前向きに 素直に
君の教えてくれたこと
僕の知らなかった
ぬくもり
わすれない
本当に 本当に
暖かい時間を ありがとう
受け入れてくれて
ありがとう