詩人:Ray
あたしの瞳に映るのが
今 あなたであることを
幸福に思う。
同時に
あなたの瞳に映るのが
もし
あたしであったなら
それをあなたが
幸福に思ってくれたらと願うの。
わがままでごめんね。
自分勝手かもしれない。
だけど
あたしが 少しでも
あなたの生活を侵食できるなら
きっと笑顔が増えるから
楽しみでもあり
不安でもあり、
そして
願いが 何よりも尊い。
今は冷たい北風も
いつかは桜の花びらを運び
それをあたしの元に届ける術となる。
桃色の紙吹雪が舞う頃
あたしの隣に
あなたが笑っていてくれたら
きっと笑顔は増えるから
願うだけの幸福を
今はただ抱きしめて
あなたのそばにいたいと願う。