|
詩人:甘味亭 真朱麻呂
「人間はいつかかならず死んでしまう」
そんな事はあたりまえだよという言葉は今だから言えることだろう 威張って言う事じゃない
だけどだけどだけどぬ
そんな事実を神様が教えてくれたわけじゃない
僕らは何年何十年と人間の死を見てきたからわかることさ
神様は教えるまでもないと思ったのかな
人間を信じているから
死ぬことも生きていくコツも人間にまかせたのかな
だけどただ一つ
そんな中でも神様が教えてくれた事があるのさ
それはそれはね
こんな事さ
神様がいるという事前提で解釈するなら
神様は人間に自分らで考え何かを自由に決める脳味噌を与えた
そこからいろいろ大切な事を学べと言ったんだ
大切な事は脳味噌が教えてくれる
これから歩いていく
過程でわかるからあえて神様は何も伝えないまま天にかえった 人間にはそれいぜん干渉してないだろう
すべての万物が眠りにつくまでは見守っていよう
神様は何気に僕ら思いだ
それでも滅多なこと以外では人間を助けはしない
それは神様が神様に誓ったことだと思う
だから 神様は嫌われても人間を永遠に信じている
それなら僕も約束しよう
神様にひとつだけ
僕はかならず
夢を叶えるから
見守ってて
鋭い鷹の目で
潤んだ兎の目で
見守ってて
僕は今
誓う
神に誓う
たとえ神様が嘘の存在でも誓うことでその存在を確かなものにして僕はそれを敬う
だから 僕の 僕だけの神様よ
僕の傍にいて ずっと傍にいて
あの約束 果たしきるまでは。