詩人:どるとる
愛だとか夢だとか
ありふれている
この世界の片隅で
僕もいつか
誰かを愛すのか
悩み多きこの時代に僕は生まれて 腐るほどいる人ごみの中でどんな夢を見れば
幸せになれるのでしょうか
抱きしめている
それと同じ位に
愛されたいよ
愛してみたいんだよ
誰かもがそうであるように 僕もありふれていたい
唯一の人の隣で
ばかみたく
幸せそうに笑っていたい
争いや虐めみたいな世の中に差す影など 初めから知らないで いたかった
当たり前とされていること それさえ守れれば約束されたように訪れる未来
人それぞれ違う場所に生まれ 様々な境遇の中で自分なりに日々を積み重ね 思い思いに生きてゆくんだ
そこには何ひとつ
重なる部分はない
僕と君の歩んできた
今までは どちらの人生もすれ違う瞬間がなければ 出会うはずもない幻
抱きしめられてる
心ごと魂ごと
愛し続けたい
明日、明後日もずっと
誰かの真似とかじゃなくて僕なりに不器用に
唯一の人の隣で
同じ空を眺めながら
同じ歩幅で歩きたい
生まれた場所も 育った街の景色も 好きなものも 趣味も夢も全て違うのに
好きな気持ちひとつだけあるだけで
ほら不思議だね
いつの間にか
永遠さえ誓っている
「愛してる」この広い世界でただひとりのあなたを 僕はずっと
どんな明日が来ても
そこに光があらんことを。