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[94768] 現実という名の牢獄

詩人:甘味亭 真朱麻呂


僕には
現実はあまりにもつまらなすぎて
とても耐えきれるものじゃない
だけど生きていくほかはないのかな
死んでしまうのも退屈そうだし

僕には
夢見ているときが現実に近い
夢では僕の思い通りの世界を造れるし
覚めてしまえば次の日の寝るときまでお預けだけど

夢は現実よりも
楽しいし 退屈しないし
つまらない勉強やなんやかんやに追われることもない
親からああやれこうやれだとか説教をくらうこともないし
僕は現実よりも
夢の方が現実味を帯びてる気がしてる

現実が牢獄だとするなら
夢はパラダイスだろうな
そんな風に考える事がよく聞く現実逃避って言うのかな...

でも
そんな風に考えて
現実の傷みを紛らすことでしか
現実の傷みに耐えることができないのです
だから
これからも冷たい目で見られようが僕は夢の中へ逃げ込んで傷みを束の間の安らぎで癒し続けるでしょう。

2007/01/26 (Fri)
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