詩人:剛田奇作
バカみたいにパシャパシャ
写真とってたね
変な看板とか見つけるとすぐ 撮ったり
人生 遊びだよ って君が言うと
その通りかな なんて思う
君の生活は サイダーみたい
刺激的で 刹那的
僕は君とは 違うんだけど
憧れてた
君は僕の見てる景色も 何もかもが
二次元だって信じた
君がウソツキだってわかってる
胡散臭いオレンジのおしりみたい
なのに潤んだ記憶は
いつもジューシー
巧妙に 軽やかに 責任逃れ
気づいたら屋根の上で 昼寝
始まりのことなんていちいち覚えちゃいないさ
そういう君に 誰も逆らえない
君はゆかいな確信犯
クシャミひとつで 白紙に戻す
あの日の失敗したホールケーキ
クリーム甘すぎた
失敗もいちいち甘いやつ
無邪気な君の笑顔は 金平糖みたいに
きらきら
記憶のなかで
ゆらゆら
時間さえも つまんで もとに戻しそうな君の指
君の前じゃ 時間さえ
色 褪せる事を 忘れてしまいそう
失うことも 怖くないの?
遊びが一番 危険な ことを
僕らはしってる
誰にも言うなって
また お得意の秘密ごっこかい
首を占めても笑っている 君に
嫉妬 ばかりする 一月