詩人:あとりえ
ざんこくな幸福のなかで
眠ると
絵本のよな丘で
また まるい水平線眺めてる
未来見つめるように
ざんこくな幸福は
差し引きプラス思考
マイナス思考
何かえ変えていく旅を
続けなくては
胃潰瘍は別のものとなる
恐怖は終わった
僕は僕を怖がる必要はなし
恐いのは鈍感な大人たちが
何を社会という舞台で
この先やってのけるか
‥
ある空間へ戻れば
社会という街角で何かの活動家へ変わった僕に
へきへきしているのだろうなと想いながら
林檎をかじった酸味で
忘れていた
感性甦る
君はその世界にいる
僕はその感性と再会するために
変わりたかった
だから休んだ
ざんこくな幸福などいらない
神様はいない
在るのはビックバーンから先の遠い未来の
在で
誰かがいつもいう
神様は居るよ
こころのなかにと
創られた神様
黙っていつも聴くだけ
私は僕というとき
幸福病依存症から解放されたく
僕となった
わたしに還ると
思考奔一だったと
ざんこくな幸福は
わたしを僕に変えて
多重人格気味なうたを
報せた
僕がよく忘れてしまう唄をよくうたう
青い鳥たちの調べ
心地好かった