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[198927] 鉄道

詩人:遥 カズナ

汽笛の音は
聴いた事は無いけれど
心に残る
吹き替えの要らない
映画に映る
線路のレールのようなそれは
振り返れば
どこまでも残してきた
今までのようで

「旅情」と言う言葉がある

辿るのには
あまりに僕には勿体ないが
他に相応しい
すべすら分からないから

この手、この足
この顔、この心

蒸気機関が
真っ白な煙をあげる程に
ずかずかとやってきた
やりたいように
やってきた

「後悔」の対義語を探し求めるように

本当は
残ったものと
残らなかったものとの
違いが
分からなかった
ただ、それだけなのかもしれない

宮沢賢治の
「銀河鉄道の夜」は
ぜんぜん面白く無かった
そう言うと恥ずかしいようで
言えなったが
これですっきりとした

もう少し先まで行けそうだ

きかんしゃの詩を
書きたかった訳では無いけれど

もしも旅をするのなら

乗ってみたいとは思う
本当の汽笛の音を
聴きながら

2025/12/28 (Sun)
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