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詩人:甘味亭 真朱麻呂
ボクはキミのことを生まれる前よりずっと前からずっと好きだった なにもない闇の中でキミと出逢えるのをずっと待ってたんだ
そんなおとぎ話のような事をキミに話してみたりしてさ
キミに時間をあげるのは本当に本当にキミが好きだから
キミを愛してるから
不思議だね 愛は不思議だね
こんなに切ないのに心うばわれるから
恋することの楽しさはやがて愛の難しさに変わるけれど
それさえも感じさせないくらい二人の日々はやさしくあった
繰り返し繰り返す時の旅にいつか切ない終わりが来たとしても二人は二人のまま今までのようにやって行こう
それだけを誓おう
それだけを誓おう
約束はやがて空へ魂と一緒に昇るだろうが永久になるよ
それは永久にやぶれない約束になるよ
だから生まれるよりずっと前からキミを知って気がするこの気持ち抱きしめているのさ
何もかもがまるで見たことのある日々だ
それでも新しさや鮮やかさは嘘じゃない
そんな不思議な世界でキミと愛し合える喜びにぬれた心
今ノブに手をかけ
今扉を開け放して
明日よりずっと未来へ
それよりもずっと向こう側へキミと行きたいんだ
ボクは願う
そんなありふれた奇跡
やがてどうせ死んじまう命だからと焦る気持ちよりもなんだかそんな奇跡の中でみる夢に懸けてるんだ
いつか眠り姫の隣でボクも深い夢に沈むまでさあ目を覚ましてリアルを貫いていこう
涙 笑顔を 背にして
不安 期待に 揺らされて旅を続けよう
このまま このまま
旅の途中
空を見上げ そんな事を考えてみた
雲は心なしか近く見えたよ キミがいつにもましてきれいに見えるよ。