詩人:甘味亭 真朱麻呂
ボクはキミのことが誰より好きで
キミはボクのことが誰より好きで
それだけで二人は二人になれるんだ
それだけで良いじゃないか 十分さ
愛とは難しく考えたらおしまいだ
愛を考えるなら易しく考えるべきだ
愛とはすなわち人を好きになることで
それ以外の理由では存在しないのだ
ただそれだけ ただそれだけを愛せればいいんだよ
よけいなことですれ違わないように
愛とは愛でしかなく
なんの略でもなんの通称でもないのです
愛は愛なんだよ
今 誰かに歌いたい
忘れている人の心に
そんな愛ひとつなくさないようにちゃんとわかるところにしまっておいて
見えないからこそ大事にしなくちゃいけないものだから
さあ ボクに見せてごらん キミの思う愛
そしたらボクも同時にせーので見せるよ
見せあいっこしよう
同じ気持ちなら嬉しいな
なんてね
言ってみたりして
明日も笑う 怒る
泣く 素晴らしい日々を想像しては現実に描いて行く
そんな二人です
そんなボクらです
いつまでも
飽きられても
呆れられても
二人は二人です
どこまでも
正しさも過ちも愛を理由にかき消されていく ナチュラルに。