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詩人:チェシャ猫
川岸の壁に書き殴った夢
いつしか置き忘れ
君と話した理想は
どこかの砂場に埋もれている・・・
いつの間にか時はたち
僕たちはまだあの日を探している
君と僕心は前に進めず
ビルの影だけ大人びる
いつの間にか僕等昨日だけを楽しみ
明日から目をそむけ
道端にそっとしゃがみ込む・・・
夕日がかる川岸で
伸びた草そっとかきわけ見つけたあの日の僕
すっかりかすれた文字は
今でもまだ夕日浴びて
茜色に映えていた・・・
ここからまた歩き出そう
見えない明日に手を伸ばそう
そうしてまた道見失ったら
君と二人あの壁にそっと寄り添って・・・