詩人:久穏
鏡に映る自分を見つめる
偽りで固めた自分の姿…
鏡に映るのは本当の自分
それとも……。
無理に笑顔を装い
辛くて泣きたくても
誰にも悟られないように笑顔を作る。
嘘で固めた仮面
鏡に向かい話し掛ける
《君は偽り?
本当の僕はどれ?》
全てが僕だよ
ただ、仮面を被っているだけ
偽りで固めた仮面。
重いけど
自分じゃどうする事もできない、この仮面。
鏡を見て涙する
本当の僕は何処
闇に隠された
本当の僕は
何処にいるの?
鏡は偽りのない姿を映すと言うけれど
鏡に映る僕が
本当の僕かなんて誰にもわからない。
鏡に映る僕も偽りかも知れない