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[198937] 嗅ぎ心地

詩人:遥 カズナ

インクの匂いというのは
どうも好きでならない

最近は買わないけど
週間マンガ雑誌も
独特の匂いがした

中学の頃の同級生で

「週間ジャンプ」の
ページをバラバラにして
毎週のそれぞれの題目を
毎週分ため込んで
数年かけて
単行本みたいに、いや
六法全書くらいの厚みの
ぶ厚い単行本もどきにして
学校で見せてくれた同級生がいた

これが

とにかくどデカくて
なんなら色付きのページも
あったりして
読み応えが凄かった

読み終えると

指先にインクが真っ黒く残って
それか何ともまあ

良かった

漫画家志望だった彼は
看板屋になった

たまに会うのだけど
ペンキの匂いも、なんだか

好きだな

2026/01/03 (Sat)
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