詩人:遥 カズナ
インクの匂いというのは
どうも好きでならない
最近は買わないけど
週間マンガ雑誌も
独特の匂いがした
中学の頃の同級生で
「週間ジャンプ」の
ページをバラバラにして
毎週のそれぞれの題目を
毎週分ため込んで
数年かけて
単行本みたいに、いや
六法全書くらいの厚みの
ぶ厚い単行本もどきにして
学校で見せてくれた同級生がいた
これが
とにかくどデカくて
なんなら色付きのページも
あったりして
読み応えが凄かった
読み終えると
指先にインクが真っ黒く残って
それか何ともまあ
良かった
漫画家志望だった彼は
看板屋になった
たまに会うのだけど
ペンキの匂いも、なんだか
好きだな