詩人:甘味亭 真朱麻呂
時と共に季節は変わっていく
それと同じに見慣れた町の景色も抱える夢も変わっていく
でも その中で何かを学んだ気がしてる
変わっていくことは悲しいけど
変わらなければ始まらないこともある
だから変わっていくことを一概に嫌うことはしたくない
そんな風に悟っては涙を瞳にため込んだ
過ぎ去った昨日(むかし)という遠い過去に置いてきたもの 残してきた何か
大切な思い出
アルバムの中では笑ってるけれど
あの日僕は泣きはしないと必死で傷みを堪えていただけなんだ…
そうして何食わぬ顔でめぐり来る
戸惑いの季節に
二人が指切りで誓った愛は
約束したことさえ記憶から消えていった
皮肉なことに僕だけは
ずっと ずっと
覚えていたんだ
君は忘れても
ずっと ずっと
忘れてなかったんだ
忘れた方が良かったのに
どうしてあの頃そんなことが予想できたでしょうか...。