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詩人:甘味亭 真朱麻呂
ボクが今まで人様についてきた嘘が百万あるとするなら
残りいくつが真実なんだろう
少なくとも嘘よりは多いだろうな
だからとりあえず十万とする
きっとそれも嘘なんだけど真っ赤な真っ赤な嘘なんだけどたとえ話だ、許せ
せめて真っ白な真っ白な嘘で真っ赤な嘘の数を追い抜くから百十万あるうちの百万の嘘はそんなに見ないでほしい
真っ赤な真っ赤な嘘を真っ白に変えるのは難しいけれど
なるたけ努力をするから
なるたけ頑張ってみるから
長い目で見て
長い目で見て
神様でも仏様でもいいから
つけば悪い嘘
ついても良い嘘
あるけどなるべくならボクだってついても良い嘘つきたいよ
本当なら真実だけで生きれればいいんだけどそれは真っ赤な嘘を真っ白な嘘に変えるくらい難しいからせめてまず真っ赤な嘘を真っ白にするよ
本当の事だけで生きれはしない嘘だらけの世の中にはやはり嘘が必要なのさ
だったらボクは人様を傷つけない嘘をこれからは言いたい
百万の嘘と十万の真実の名のもとに誓う
ボクは善良なる人間のちょっと手前で堕天使気取るんだって
誰に叱られてもそれだけは譲れないよ
良くも悪くも真ん中くらいがベストポジションだ
良すぎも悪すぎもしない人間を目指すよ
ボクはね!