詩人:どるとる
今夜は遅くなるから
今夜は飲んで帰るから
夕飯はわるいけど用意しなくていいから
たまには親父も飲みたいときもあるんだ
いやなことがあればあるほど 飲んで忘れたい
大人は子供が思うほど楽しいことばかりじゃない
ほら今日も泣きたくなるような 夕暮れの赤この瞳に燃えてる
子供の寝顔こっそりのぞき込んで 笑う親父の幸せそうな顔といったらないね
寝ないで待っていてくれる奥さんの優しさに泣きそうになる
親父の涙は 輝いて
大の大人も泣くんだって こっそり見ていたあの夜
親父の笑顔は輝いて
リビングで 慰めあっていた愛する二人のラプソディ 遠く
今もすぐそばに。