詩人:里雨夜
少し冷えた風が運んでくるこの甘い花の香りを君は憶えていてくれるだろうか秋の訪れを告げるこの甘い花の香りを君は忘れてしまうだろうかでも大丈夫これから幾度も花は香りこれから幾度も秋は訪れるのだから少しずつ憶えていこう小さな手で触れた世界の片鱗に確かな思い出を刻んでいけるように