詩人:甘味亭 真朱麻呂
うれしいときに流す涙
悲しいときに流す涙
人生にはふたつの雨が世界に降る
どちらか片方じゃなくどちらも同時に降るのです
喜びに浮かれてる時だって見えないだけで悲しい雨は降っている
悲しい雨
うれしい雨
あたたかくて
つめたくて
涙にも似ている
涙が世界をいつか終わらすのだろう
悲しみに沈む世界が頭の中で生まれた
ほらイメージはまたひとつ確信に迫った
この涙は 心に降る雨は悲しく嬉しい雨
いつもその涙に濡れている
傘もないから
ずぶ濡れさ
カタツムリの
カタツムリの
アジサイの
アジサイの
気持ちでいつもパパラパパ
夏がまた
梅雨がまた
僕の心の水かさを上げる 水かさを上げる
心に降る雨がほら見えるようでしょ
目を閉じたなら。