詩人:どるとる
悲しいとき
嬉しいとき
笑顔じゃ
収まらない
気持ちが生まれると
なみだになる
大人も子供もなく
みんな心ふるえたら
優しい気持ちこみ上げてなみだがそのほほを流れる
無理矢理じゃないよ
お芝居でもないよ
心から 心から
いつの間にか流れる
それがなみだ
どうしていつの間にか心が温かくなって
人は悲しみ喜びに出会うとき
しぜんになみだが流れるのだろう
君の悲しみや喜びが
伝わって とどいて
少しずつひもとかれる
誰かの痛みや苦しみ
それがなみだになってこのほほを 川のように 流れて
いつの間にか いつの間にか ほら、怒っていた人の瞳にもなみだが移っている
君の瞳にもなみだが移っている
夜が少し 朝に手を伸ばす
そして 君は昨日より強くなる
なみだを流したら
なみだを流せたら。