詩人:剛田奇作
日差しから溶け出す快晴の中の氷いっそのこと僕に残して一生消えない傷を僕に 残して一生癒えない傷を柔らかな白い爪を冷たい心臓深くに突き刺してあたたかな血潮はあなたを 癒すだろう痛みをともなう傷跡がほしいこの罪が時に侵食されないようにこの罪を永遠のものにするために