詩人:どるとる
今日も朝がやってきて街の夜が明ける
人の足音もにぎやかになるよ
渦巻くような不安と少しだけの期待を胸にむかえた新しい1日
ドアを開けたらそこは 何ひとつ昨日と変わらない世界
だけど単純な僕にはいいことがちょっとでもあるといつもの世界が少しだけ輝くよ
ただ起きて ただ眠る
ただ遊び ただ疲れる
そんな1日もいいもんだ
ただ悲しくて ただ嬉しくて
とても言葉にはならない
平和なら毎日退屈でもいい
ため息を吐き出して
帰る道の先に 揺れている夕陽の赤い色
影は寄り添う
「僕のへたくそな言葉たちがあなたの1日に少し関わっている」
それだけで僕はいい
ただ当たり前なこんな今日という1日があとで振り返った時幸せに思えればなおいい
そんな1日なら
毎日だって幸せ
そんな1日なら
毎日退屈でもいい。