詩人:甘味亭 真朱麻呂
悲しい雰囲気なら悲しいこころを
嬉しい雰囲気なら嬉しいムードを
僕はその場その場の雰囲気で器用に気持ちを変えては笑ったり泣いたりする
雰囲気には裏切れないから
悲しい雰囲気なのに笑ったり
嬉しい雰囲気なのに泣いたりできないように
雰囲気に合わせて人は笑ったり泣いたりする
雰囲気引起 呼び起こす 笑顔や涙が光る
その時 僕らは気づく きっと 大切な事に
あたりまえな事
ありふれた事
それでも大切な事
胸の中に そんなイメージ浮かぶたび
広がる幸せ
広がる満足感
今 僕をにやけさせる
雰囲気に酔いしれて
雰囲気に酔いつぶれて
僕はムードに沈む
涙と笑顔のムードに
リアルという舞台上で踊り続ける踊り子が今どんな気持ち?と聞くから雰囲気と同じだよ
僕は言うんだ
楽しい雰囲気なのに泣くわけないだろう
悲しいわけがないだろう
君とふたりなら
いつでも楽しいさ
雰囲気が悲しくても
雰囲気だけ切なくても
雰囲気に合わず気持ちは不思議に変わるんだ
早変わりで
心はにじ色
今 心は バラ色
とにかく楽しい楽しい
雰囲気も楽しい楽しい
少しの悲しみなら笑顔だって青い雨を背景に引き出せるよ
雨なんか雨なんか放っておけばやむよ
傘も差さずに飛び出した未来はとても夢にあふれていた
ほらまた楽しい出来事が僕を待っている
ふいにひらめいたまぐれな気持ちだけが深い謎を解く
思案中 考え中
少し時計の動きを止めてください
雰囲気引起 呼び起こす 笑顔や涙が光る
その時 僕らは気づく きっと 大切な事に
この世でもっとも胸に秘めておかなければならない事が解るはず 解るはず
繰り返し何度も繰り返し何度でも僕は無愛想な空にうたう
語りかける…
決まったこたえなんて無いから。