詩人:どるとる
いろんな見え方がある
いろんな思いを抱える
僕の言葉は誰かからしたら完全に間違えで
もしかしたらほかの誰かから見れば正解かもしれない
万華鏡のようにさ
回すたび形を変えて
人の数だけ僕の言葉は嘘になる より正しくなる
いくらだって描いて行こう
何もない真っ白なキャンバスに
笑われたって笑ってやろう
地道に 欲張らないで計画的に
少しずつ束ねて行こう
散らかった言葉たちを
宛もなく彷徨ってみよう
地平線や水平線も見えない毎日を
万華鏡と同じなんだ
品を変え人を変え
より都合のいい
感想だけを記憶する
この脳みそはいくらだって 都合のいい結果を期待してゆく
だけど、いたって真面目で 思いのほか本気で向き合ってるんだよ
そしてまた新しい形が 君の瞳に映ったら
聞かせて 話して 傷つけて 優しくして
君の言葉で 僕の世界に価値を見いだして。