詩人:どるとる
意味のないものなんてひとつもない
戯れに描いたノートの端の落書きのように
泣いた昨日も転んで痛い思いをした今日も
それなりに意味があって 誰も今を生きてる
吹きつける風に そのわけを問いただしても 無駄だろう?
僕らの始まりもそれと同じだ 悩んだり迷ったりすることに答えはない
悲しければ泣き楽しければ笑い目の前にある景色が心さえも動かすんだ
まるで落書きのような他愛もない人生だな ついでのような雨や陽射しに降られ照らされているけれど
何かしら うれしくて
どこかしら 愛しくて
僕は今ここにいる
君は今ここにいる
そして生きてる
旅立つにはまだ惜しい光を見つめながら。