詩人:甘味亭 真朱麻呂
泣かないで 泣かないで たやすくは
泣かないで 泣かないで めったなときいがいは
つよく生きていきたいけど泣いちゃうんだな いつも
涙は悲しいときいつも傍にいてほしいから僕は呼んじゃうんだね
ついつい 涙よそばにいて
願ってしまう
声にしてしまう
そのくらい
そのくらい
この世の中はつらく苦しい事が多いから涙もそのぶん多いんだね
そんな現場で生きている僕が一番知っている
そんな世界で生きている僕が言うんだから間違いないさ
だから 僕は他人の声も心の声も無視して言うんだよ
せめてひとりぼっちなら涙くらいはそばにいて
自分の痛みだから
自分の悲しみだから
よけいに感情的になってお情けが増すんだよ
だからさ だからさ
せめて 涙よそばにいて 言わせて言わせて
涙よそばにいて 声にして願えばいつでも涙は駆け寄ってきてそばにいてくれる
ひとりぼっちの僕のそばで慰めてくれる
ただやさしくただやさしく
涙もやんで
日が心に差して
笑えたら 笑えたら
また歩きだそう
それまではしばし笑顔とも会いたくない 笑い話も遠慮したい
カーテンを閉めて
閉じこもったら
暗い部屋 ひとり
いろいろ考える
そんなときが人生には必要だ
よく考える時間がさ
だから僕には広すぎる宇宙みたいなこの果てしない世界で生きてくのは大変だ
よくわかったろ僕らの苦労が
ああ 神様よ
だから ついつい願ってしまうのさ
涙よ 涙よ そばにいてってさ ただそれだけで我慢もするから悲しい運命にも笑ってみせるからと僕はもう限界なのに明日を待つ
そんな僕のこと
少しは考えてみて
神様
自分自身を甘やかす気は無いけどただなんだか不憫に思えるから
涙を流す僕を大きな心でゆるし見守っていて…涙が唯一のより所だから 奪わないで…