詩人:どるとる
憂うつな気持ちが
雨になって降る
屋根をつきぬけて
僕の心を濡らすよ
休日の雨は どこか
悪足掻きのように
見えるんだ
久しぶりに晴れた
空も君がそんなんじゃあの太陽もうまく笑えない
もうそろそろ
泣き止んでもいいんじゃないか
笑え 笑え
そして悲しみなんか
忘れてしまえ
これはきれいごとかもしれないけれど
君のためになると思うから歌うように
奏でるように僕は君の瞳の中降る雨にいっしょにうたれよう
せっかくの休日にさえ降る雨のように
救いのない 今日にせめて光に代わるものがあるように。