詩人:甘味亭 真朱麻呂
人は一生のうちにどれだけの今という今を繰り返してその今にどれだけ力を込めるんだろう ひとつひとつの今の積み重ねがやがて種のように育ってやがて花を咲かす
大切なのは苦しくてもやがては未来の僕のためになるんだと歯を食いしばれる力だ
後悔なんかしなくていい人生なんかないから後悔くらいでくよくよしないでそんなの当たり前だと思ってつぎ頑張ろうって歩きだそうじゃないか だれだって頭のネジは同じ本数だけど別人ってだけで考え方は幅広い
心の隅に生まれた怠け者のもうひとりの自分もいつも頑張っている自分も同じく僕だから目をそらさないで向きあおうよ
完璧に人間なんて人はきっとこの世にひとりさえいないのだろう
どこかがきっと獣じみているからかえって素晴らしいんだ
それはずっと昔の先祖から受け継いだ気高い血なんだ
おかしなことじゃ決してないんだぜ
めんどくさいし
やりたくもないことばかり
世の中はあふれすぎてる
正しさと間違いの区別がいまいちつかない
それは長年の時の中でバラバラだった正しさと間違いが混在したから いつの間にか両方は恋に落ちたように手をつないだのさ
もどきで結構 ぜんぜん気にもしないよ、悪いけど
結構ケだらけ猫ハイだらけ
勝手にバカにするなりなんなりどうぞお構いなく
決まった答のない問題を人はいつも抱えてる
僕も抱えてる
どんな生き方 この先していこうかなとか
解釈のいかない難しい問題もあるんだ
すべての問題に答があるわけじゃないから時には自分で決めなくちゃならない答もある
だから人はいつも問題ぜめの日々
頭の中のネジが二、三本外れたっておかしなことはないくらいだよ
答のない人生に完璧さを求めるなら
後悔も未練もない一生をおくらにゃならないね
そんなのきっと楽しくない
傷や汚れがあるから人生は輝くのさ
だからもどきで大いに結構です。