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詩人:甘味亭 真朱麻呂
ひとりぼっちのこの部屋には匂いもなにもないドライフラワーが似合う
そんでもって孤独な僕がいたらもういうことないね
まるで芋虫みたいに部屋中 一日中 ゴロゴロのたうちまわって 眠ったり起きたりのどが渇けば水飲んだり そうしてればすぐに一日は過ぎて行く
窓を開けてみても
僕の目にはいつも
曇り空 灰色の街並しか見えない
青空を探してみても悲しい気持ちを通り越して青空探すなんて無理だから探せないのです いつも喜びより目先の悲しみばかり気にし過ぎてさ
悲しみがまるで雨のように僕の心に降り注ぐ
屋根を突き抜けて僕をどこからか一斉射撃さ
悲しみに打ち砕かれた僕の笑顔はいびつに歪んで
もはやそれは笑顔とはいえないくらい歪んで 歪んでいった
もう何日 もう何ヶ月 もう何年
笑顔見せてないだろう
友達も親も誰もが笑顔見せているのに
僕には笑顔なんか似合わない気がして
悲しみがぬぐえぬてまえ笑ってもいられなくてただ無表情か少しにやけてみるのが関の山 精一杯
そんな僕を少し変わった彼女が愛してくれる 夜な夜な 彼女もこんな僕相手によくやるよなあ
そんな日々を僕は素晴らしいと思うからまだまだ生きていくよ、マイナス指向無理に変えず逆手にとってキチガイスレスレ危ういくらいに楽しく行きますよ
幸せなのか不幸なのかわからない僕はそんな世界に目を白黒させながら生きる
いつもの階段を一段飛ばしで降りながら
夢みているのさ
絵にも描けない
それはそれは美しい未来に それ以上の期待を賭けている
おきにいりのパーカーのフードで顔を隠さないで生きれる日までもうお馴染みの君とふたり駆け出してゆく ゆっくり明日は明日の風が吹くから平気さ
この部屋は僕らを優しく包みながら今夜も夢にいざなう
さあ 明日もとりあえずは楽しけりゃいいんだ
まずはそれが大事だね。