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甘味亭 真朱麻呂の部屋  〜 「紅」への投 票 〜

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詩人:甘味亭 真朱麻呂


夕暮れがボクの心にやさしいあかりを落として
少しだけ心癒されたら帰ろう マイホーム

雲は遠くたなびいて
カラメル色になったらきっと心地いい風が吹くから
きっと心はやさしくなれる
誰かに素敵な笑顔浮かべられる

悲しみだけじゃおさまらない人生だから喜びをつかんでいこう
たとえば昨日なくしたあの笑顔取り戻すような喜びを

ありふれた日常の中に輝く光 それはまるで頭上広がる紅のようなささやかな奇跡

今 ボクは心までボクはすべて やさしくなったから ほらこんなに心あたたか
今なら今なら大好きな君とも仲直りできそうだよ

この街にはいろんな事情抱えた人たちが暮らしてる
その人たちに幸あれ そしてボクに幸あれ
願いは届くか
流れ星は夜空に切れ目入れるようにチャックを閉めるようにおやすみの時間をしらせたんだ

ありふれた日常の中に輝く光 それはまるで頭上広がる紅のようなささやかな奇跡

ありきたりでも叫んでもいいくらい大切な事だよ 今世の中に一番必要とされてるものかもしれないんだ

ボクの頭の上広がる紅に心は赤く染まって
やさしい夜が扉をひらく
夕闇が満月を起こせば満月がいつの間にかボクを照らしてる

今 君に会いに行きたい
昨日の過ち 正すために 君に会いに行かなくちゃ

紅が傍にいてくれるから赤く赤く染まったボクはやさしい気持ち抱えて走る近道

ごめんね 意地張ってた
ボクは君に涙声で頭を下げた

紅よありがとう
なんだかやさしくなれました 心の毒が抜けました
君のおかげだ

窓を閉じて
カーテンを閉めるだけで紅はすぐに夕闇にのまれてしまう
いつも君との出逢える時間は短い
はかない命をそこに見る ボクも同じなのかな
君の肩を抱いて目を閉じて心の中で泣く
君は何度もいなくなってはまた息を吹き返す。

2009/06/13 (Sat)
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