詩人:甘味亭 真朱麻呂
明日はきっと晴れるだろう おそらくはね
明日こそは晴れるだろう きっときっと
あいだをとって曇りでもこの際いいから
そんなに贅沢は言わないから
お天道様 夜になっても雲の隙間から僕を照らしてね
幸せはいつも人の中で形を変えて存在してるのさ
正しさも間違いもそれぞれその人その人で形が異なるからすれ違うことなんてなにもめずらしいことではないさ
人なんて感情がなかったらただの人形だっていうよ
じゃあ僕は感情があるのに人形みたいなのはどうしてなのかな
複雑に入り組んだ社会の中ではたらきアリのようにはたらかされ続けるこの僕は何者なのかな
明日は晴れる
かならず晴れる
なんか言うたび言うたび悲しくなってくるな
それでも進むんだ
荒れ狂う波にもまれ
風におびやかされ
僕という列車は石炭の代わりに情熱燃やして走りつづける
だから明日は晴れる
きりもなく歌うんだ
明日晴れたらいい日になるさ。