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詩人:甘味亭 真朱麻呂
はじめて会ったときから他人の気がしたなかった
まるで生まれる前から僕ら運命でつながっていたような
そんな不思議な恋をした
悲しい気持ち抱いても君がいるだけで不思議にすぐに忘れられた
ありがとう
愛してる
言葉はいつも足りないけど感謝はそれ以上限りなくあるんだよ 本当は
まるで そう この恋はみどり色の恋さ
乗り物に乗ってて気分が悪くなったときみどりを見ればなんとなく落ち着く
そんな恋なんだよ
そんなたとえしか言えない僕をゆるしてね
つまりは君がいるのといないのとでは違うってことさ
気恥ずかしくて素直になれない僕を君は何も言わず抱きしめた
君となら君とならこの先なにがあっても生きていける
お手てつないで
そんな初恋の予感
すてきなことが起きそうな期待をはらんだ待ち遠しい未来
今 心の奥で足音を立てながらリズムをきざむ
今 きこえているよ
今 きこえているよ
僕らの耳に
そうして僕は言ってやるんだ いつか
君と出会えてよかったよ 微笑んで
一生ぶんの幸せはもうこの手の中に
目の前にあるから
僕はもう何も望まない
君の幸せ以外は
君の幸せ以外はね
横を向きゃ
君が今日も綺麗さ
嗚呼 なんてつまらないありふれた未来だ ありふれた幸せだろうか
でもこれ以上ない幸せです
そこんところがミソだ
今 僕の胸いっぱい溢れてしまっている
ありがとう
愛してる
僕は死ぬまで言うよ
墓場に入っても
幽霊になっても
たぶん君の隣で言うよ
ありふれた生活にときめきを注いでくれる君がいるから
僕は明日も幸せだよ
初恋の予感は今もこの胸の中に
嗚呼
なんてステキなありふれた未来であることか
不満など欠片もない
愛がただあるだけ
それだけで僕のすべてはまばゆい光を放つ。