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[178821] わたしの情景描写

詩人:どるとる


君が見た景色は この窓辺から見えるあの真っ赤な夕陽をまだ
記憶に焼き付けてる

僕が見た景色は あの丘の上から 見下ろす街並みと人の流れと 朝から降るにわか雨

少しアングル変えれば180度違う人生

君の瞳に映る景色が
今日の悲しみならば
僕の笑顔には追いつけない
僕の瞳に映る景色は
どの角度から見ても
憎たらしいほどの幸せだけだから

すべての人の瞳に映る景色はそれぞれに違うから 必ずしも心は重ならない

僕が見てる世界が君が見てる世界とは 360度違うように

私は私なりの情景描写をする

嬉しかったり
悲しかったり
それを思うのは
こちらの自由な意思で
それは誰にも責められないことだとわかっているつもりなのに

僕は君の瞳に同じ景色を求めて つい君の見てる悲しみが 頭から消えてしまう

僕は 雨の降る街のはずれまで きたけど
やっぱりこの気持ちには逆らえない

何度でもすれ違う景色だけれど

私は私なりの情景描写にのっとって
なおかつ君の景色も解りたい

同じものを見ても違う見方があるように
必ずしも心は重ならない それを知ったから

私は私だけの情景描写以外にも

興味や愛を注ぐよ。

2012/09/30 (Sun)
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