詩人:甘味亭 真朱麻呂
退屈な休日
嬉しいはずなのに
なぜか浮かない顔
僕はなにしてるんだろう
窓の外では朝から雨が降ってる
アスファルトにはじける雨音
少しうるさくて布団に逃げ込む
最近、彼女に連絡取ってないな
仕事に追われて
でもさ、こんなときに限って電話するのが面倒になる
僕の悪い癖だね
傘にはじけた雨粒みたいに
僕もいつからか人を愛することをしなくなるんだろうか
こんな風に僕は
死んでしまうんだろうか
先の見えない不安に怯えながら
手探りで探し当てた愛を愛しきれていない
ただ迷うばかりで
ただ答えの見えない日々を送る
こんな風に
毎日は過ぎ平日になる
君にちゃんと伝えられる日はまだまだこなさそうだ。