詩人:どるとる
戦争や虐めの
関係のない
世界で
僕ら二人
手を繋いで
笑いあえたなら
暖かな陽射しが
ゆるやかに差し込む
幸せの咲く場所と
今日から呼ぼうか
何気ない日常の片隅にあるいくつもの心満たされる場面に
目を閉じていた
瞬きしてその瞬間を見逃していた
ここには何も特別なものは何ひとつない
だけれど 不自由はしない 必要なものならすべてそろってる
あなたの笑顔やかわいらしいその仕種
少しずつ愛らしさ増してゆく
流れ行く季節の途中に 見つけた けなげな花 素敵に咲いてる
摘んでしまうのはもったいないほどに
それでも一緒に僕と歩んでくれるならば
どんな困難でさえ乗り越えられそうな気がするよ
不思議だね
ここには何も価値のあるものはない だけれど何物にも代え難い宝物がある
それは君だよ 気づいているのかな
幸せの咲く場所とでも名付けようか
幸せの咲く場所と今日から呼ぼうか
気づくより前から
ここには咲いていたんだね とびきりの幸せが。