詩人:甘味亭 真朱麻呂
みんな自分のからだに色をつけたがるから
自分の色を消しているのです
免許なんかなくたってぜんぜん恥ずべきことじゃないのに
いつからかそれは当たり前になってしまいました
だからみんなみんなみんなそれがない人を見ると変に思う
僕にはそんな人の目が変だと思うのに
だからいっそ自分はモノクロでいい
なんの色もない無色でいい
誰になにを言われたところでそれは所詮は他人の意見
だから僕は僕の意見他人に流されずに思ったまま突き進みたい
モノクロの日々もやがては馴染んでしまうだろう
僕だって僕だってきれいな色に染まりたい
だけれど悲しい理由があるのさ
他人にはいろいろ結果ばかりいわれるけれどわけも知らないで他人はえらそうに上からいうけど
僕はそんなの宛にしない そんなの聞く耳もたない
モノクロのまま
旅を続けよう
モノクロの明日の扉を開けて
僕は僕の色を探そう
僕の中に色を探そう
どこにもない
誰も持ってない
色は僕の中にあるから
モノクロもやがて飽きるだろうからそれを機に僕は手に入れてた僕の色に染まるとしよう
モノクロから僕色へ生まれ変わるのだ
他人の評価や意見に流された色などもはや自分色ではない
だから僕は僕の色になる
傷ついてもバカにされ笑われてもいい
僕は僕色に染まることが一番幸せ 僕にとって いつか胸を張って死ねるね
だから僕は僕色に喜んで染まろう
モノクロの殻を脱いで
本当にきれいな僕色の
蝶になって空へ飛ぶよ
きれいな羽を広げ
僕色の未来へ飛び立つ。