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詩人:どるとる
大好きなあの人に大きく口を開けて愛してるって言おう
くだらないことなんだよ
きっと僕らが思ってるほど毎日はつまらなくなんてない
バス停でバスを待つ
そんな当たり前なことが今はどうやら物珍しいようで
誰もが散らかった道を見ても見向きもせず
落ちてる空き缶や吸い殻を僕や私には関係ないと見て見ぬふりをして
その場を通り過ぎる
夜が 朝が 昼に
君の笑顔が 涙が 苛立ちが 切なさが やりきれなさが
僕の瞳に幾つでも溢れる
目の前の色々な事柄に言葉をなくすこともあるよ
例えばそう少し思いやりを持ってみる
それだけで周りの景色が塗り替えたように変わって見える
その時、少し世界の素顔が見える
今まで気づかなかった世界が少しきれいに見える
なんでもないことさ
ただみんな幸せを目の前にしながら通り過ぎているだけ。