詩人:甘味亭 真朱麻呂
汚れたままの翼じゃ空へは飛べない
眩しいネオンに浮かび上がった悲しいsilhouette
ひとしきり自由を手にしたくて
迷いと傷みを抱えたんだ
いつからだろうこんなふうに時代に流されてしまったのは
昔となにも変われない自分じゃ
あやふやな答えを導き出すだけで
よけいに悲しくなるだけ
君もどことなく気づいていたんだろ
知りたくもない己のふがいなさに
誰にも止めれやしない
愛しさは止まらない
心許ない何かが別れをためらわせる
愛とは不思議なもので
片方だけでは成り立たない
二つの愛がそろったときはじめて輝くもの
悲しい涙はみせないで
できることなら笑っていてほしいから
君を悲しませるすべてに銃口を向けるよ
たとえ
自らを犠牲にしても
君だけはなくしたくないから
僕は愛を止めやしない
このからだすべてで君を愛そう
僕が持ち得るすべての愛を君に捧げよう。